長野県の山ノ内町にある「地獄谷野猿公苑」をご存知でしょうか?
こんばんわ、温泉レポーターの成瀬あいです。
渋温泉を後にして、最後に私たちが訪れたのは、野生の猿が入浴することで有名な長野県・地獄谷温泉。
公苑の周囲に、半径数kmの行動範囲を持つ野生のニホンザルの生態を間近で観察することのできる野猿公苑で、特に冬場に温泉に入るニホンザルの姿はメディアでも良く紹介され、海外でも「snow monkey(スノーモンキー)」と呼ばれるほど有名です。
動物園と違い、野生のニホンザルを安心して間近に見ることのできる、珍しい「地獄谷野猿公苑」。
いったいどんなところなのか、サルたちの楽園を覗いてみましょう。
志賀高原を源とする横湯川の渓谷にある「地獄谷野猿公苑」は、標高850mで冬には1mを越える雪が積もり、最低気温が-10℃を下回る地獄谷温泉の一番奥に位置します。
施設として仕切られてはいますが、柵も無くニホンザルが自由に出入りできる環境となっていて、サルは半径数kmの行動範囲の森林で生活し、エサを求めて野猿公苑にやってきます。
実際に野生のニホンザルが生息するのは深い山の中のため、群れを作って生活するニホンザルを、より自然に近い状態で誰でも間近に観察することのできる貴重な場所なのです。
その1.地獄谷野猿公苑は、外国人観光客にも大人気
1998年に開催された長野オリンピックの際には、選手を始めとする大会関係者など世界中から多くの観光客が訪れ、海外メディアでも話題となって世界的にも有名になりました。
「外国人に人気の日本の観光スポット」では上位にランキングされ、多い時には来場者の半数以上が外国人観光客という日もあるほどの人気ぶり。
特に冬場、温泉に入るニホンザルの姿は「snow monkey(スノーモンキー)」と呼ばれ、スキー観光と合わせて訪れるオーストラリア人観光客が多いことでも知られています。
その2.地獄谷野猿公苑の猿はヒトと似てる? 温泉に入るサル開苑当時に好奇心旺盛な仔ザルが、近くにある「後楽館」という旅館の露天風呂に入浴したのを大人のサルが真似たのが始まりで、のちに衛生面から縦4m・横10mの「お猿さん専用の露天風呂」が作られました。
雪が積もるほどの寒さをしのぐために温泉に入るようで、気持ちよさそうにボーっとするもの、毛づくろいをするものなどヒトと似ていたり似ていなかったり。温泉に入るのが嫌いだったり、お湯を飲むサルもいたりと観察ポイントはたくさんあります。
その3.地獄谷野猿公苑の餌付けは観察のための手段
「地獄谷野猿公苑」では、餌づけを「サルを観察できる状態に留めておくための手段で、餌付けショーではない」と考え、給餌の時間もサルの状態や季節などによって一定ではないため、公表や告知をしていません。
そして、サルに襲われないよう安全を確保することと、本来の生態が損なわれないようにするためエサの販売はせず、観光客の餌づけも厳禁しています。
また、「サルに触らない」などの禁止事項がいくつかありますが、ルールを守ることはとても大切です。
観光客がエサを与えず危害を加えないということで、サルが観光客に対して無関心でいることによって、間近で観察することができるのです。
地獄谷野猿公苑へのアクセス
「地獄谷野猿公苑」へは、長野電鉄長野線湯田中駅から車で約10分です。野猿公苑専用駐車場からは遊歩道で徒歩約30分、地獄谷駐車場(有料)からは徒歩15分。
ただし、冬期は道路が閉鎖されますので、上林温泉から遊歩道を進みます。
▲ちょうど、上林温泉の遊歩道は紅葉の真っ盛り
駐車場から歩くこと40分。ようやく地獄谷野猿公苑の入り口にたどり着きました。
中に入ってみると大勢の観光客が。
ここが有名な、その温泉スポットです。
冬には大勢の猿がここで温まっているそうなのですが、さすがにこの季節は1匹しか入っていませんでした・・・泣
ここではお猿さんが一流モデルであることが良く分かります。
こんなに沢山の人たちに囲まれてリラックス出来るなんて!
カメラを構えるとちゃんとポーズを取ってくれます(笑)
私たちもポーズを取って記念写真を!
地獄谷野猿公苑
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
TEL 0269-33-4379
夏季(4月ごろ~10月ごろ)8:30ごろ~17:00ごろ、冬季(11月ごろ~3月ごろ)9:00ごろ~16:00ごろ※サルの行動により変動あり
年中無休
入苑料金:中学生以上500円、5歳以上250円
http://www.jigokudani-yaenkoen.co.jp/japanese/html/top_j.htm
サルと混浴!? 老舗温泉宿「後楽館」
野猿公苑まではわずか50メートルという距離にある木造の旅館「後楽館」は、1864年創業の老舗宿で、現在の店主が7代目。
上信越高原国立公園内にあり、天然記念物の地獄谷噴泉の激しい音と約98度の熱湯は、“地獄谷温泉”という名前の由来になったとも言われています。
野生のサルはもちろん、周辺にはさまざまな野生動物が生息しており、宿泊すると野生動物に出会えるチャンスもあるということです。冬には、野天風呂に野生のサルが勝手に集まってきて、サルと一緒に入浴のできる野天風呂は世界で唯一ここだけ!
夏場は車で最寄りの有料駐車場を利用できますが、冬場は通行規制のため、上林温泉から徒歩約30分というアクセスと、まさに秘湯といった雰囲気です。
ここは、日本秘湯を守る会のお宿です。
後楽館は地獄谷温泉の1軒宿で、12:00~15:00は日帰り入浴客も受け入れています。
宿の玄関の隣に日帰り入浴用の入口&受付があって、呼び鈴を鳴らしますが誰も出てきません。ここまできて引き返す訳にもいかないので、何回も鳴らしていたら3分くらいしてようやく来てくれました入浴料600円を支払うと、「サルがいても目を合わせないでね」とのアドバイス。さすがは地獄谷温泉です。
宿には男女別内湯、野天風呂(混浴露天風呂)、女性用露天風呂、家族風呂があるようですが、日帰りでは男性は内湯と野天風呂のみの利用です。
男性は内湯から野天風呂に出るようになっていますが、女性は脱衣所からタオルを巻いて出ることになります。
急な階段下りると、狭い廊下の向こうに
内湯が見えました。ちなみに、内湯の浴舎は天井が高く湯気抜きがあります。
壁・床は全面板張りで、浴槽も木製。浴槽の大きさは5人用くらいであまり大きくなく、洗い場なし(ケロリンの桶とシャンプー&ボディソープが一組置いてあるのみ)。
雰囲気はもう鄙びた地域の共同浴場ですね。私はこういうマニア受けする施設も大好きなのですが、一般の観光客向けではないかも知れません。しばらく内湯で湯浴みを楽しんだ後、いよいよすぐ隣にある野天風呂での入浴です。
後楽館の野天風呂は混浴というだけで長野県内では貴重な存在ですが、他にも以下の3点の特徴があります。
①目の前に噴泉
野天風呂は横湯川の川岸に造られていますが、その対岸には国指定天然記念物「渋の地獄谷噴泉」があります。
この日は弱くなったり強くなったりを繰り返しながら、高さ最大10mくらいまでお湯と水蒸気を噴き上げていました。
風向きによっては水しぶきが野天風呂まで飛んできます。目の前に噴泉がある露天風呂はそうはないでしょう。動画では、その雰囲気が判るかと思いますよ!
②観光客から丸見え
野天風呂には塀など視界を遮るものが何もないため、地獄谷野猿公苑に行く観光客や大噴泉を見に来た観光客に丸見えです(笑)
大噴泉からは顔が分かるくらいの距離だし、野猿公苑に続く通路は高い場所にあるため野天風呂を上から見下ろす形になり、文字通り丸見え(お湯も透明で体を隠しようがない)。
外から丸見えの露天風呂は他にもありますが、ここまで観光客に注目される露天風呂はあまりないのではないでしょうか。現に、この日は多くの観光客から思いっきり見られてしまいました。
撮影でポージングとってる時も、ずいぶん観光客から撮られてたかと思います。猿が温泉に入ってなかった替わりかよ…(>_<)
それにしても、混浴とは言いながら、これほど開けっ広げだと昼間に女性が入浴するのは、まず難しいでしょう。
③野生のサルと混浴
すぐ近くに「お猿の温泉」又は「スノーモンキー」で有名な地獄谷野猿公苑があることもあり、ここは完全に野生のニホンザルのテリトリー内です。
私たちが入っていると、どこからともなくお猿さんが寄ってきたのには、驚きました。
慣れたもので人間にはあまり興味を示さず、目の前で浴槽のお湯を飲んだり毛づくろいをしたりしていましたが、タオルには興味があるようで取られそうになり引っ張り合いになるとのこと。
こんな状況だとどうしてもサルと目が合ってしまうのだそうですが、特に怒られることもなく平和的なのだそう。
こちらから変なアクションを取らなければ何の問題もなさそうなのですが、▲の動画にもあるように、私たちの目の前に猿のカップルがやってきて何やらしているではないですか…(^-^;
秋は猿の交尾のシーズンであること後で知りましたが、何もうら若き乙女の前でやることもないかと(笑)
さすがに冬にはサルとの混浴が実現するようです。こんな野生のサルに囲まれての入浴は、世界的に見てもここだけの特権でしょう。
■ここから、雨音ちゃんの地獄谷温泉㊙レポート(他のモデルさんは、タオル取れなかったのであまり期待しないでネ!)
さて、そんな特徴ある野天風呂ですが、肝心のお湯の方はというと、浸かってみると内湯よりさらにぬるく、39~40℃くらいでした。
熱々の源泉が投入されているすぐ横で、冷たい水がドボドボと投入されているのです。
お陰様で2時間ほど湯に浸かったままでいられましたが、元々源泉がぬる湯なのと違い、源泉が激熱なのに浴槽がぬる湯になっているというのは、ちょっとお湯の 湯質については、無色透明で溶き卵状の白い湯の花が舞い、焦げ硫黄臭とほのかな焦げ硫黄味がして、内湯より若干個性が多く感じられました。
源泉と水が別々に投入されているからですかね。加水によりかなり薄まっているとは言え、近くの泉源から湧出した湯が新鮮なうちに注がれ、かけ流しにされているのだから浴感が悪いはずがありません。
ただし、草や藻が浮いていたりして、衛生的にはどうかなというのはあります。サルの糞もそこかしこに落ちているのでそれも気になるところここはもう野湯に入るくらいの覚悟があった方がいいかも知れません。
でも11月も後半、周りはもう紅葉一色で桃源郷気分です♪
今日は取材で来たので、何人かの男性スタッフと混浴していましたが、まず女性が一人や二人だけで入れそうな温泉とはとても言い難いです。
周り一帯が荒涼とした景色で、この野天風呂については、お湯がどうこうというよりそれ以外で強烈なインパクトを残す温泉です。
たまたま偶然居合わせた男性客も、「秘湯女子図鑑」のことを知っていたらしく、世の中狭いなーって思いました(笑)
まぁ2時間ほど湯に浸かっていましたが全然飽きることはありませんでした。温泉としては変わり種の部類に入るでしょうが、わたしにとって記憶に残るもので満足することができました。次回は冬に訪れてサルとの混浴に挑戦してみたいと思います(^^)
■温泉名:地獄谷温泉「後楽館」
住所:長野県下高井郡山ノ内町地獄谷温泉
電話: 0269-33-4376
アクセス:長野電鉄長野線 湯田中、上林線 湯田中から約15分、上林温泉下車
長野電鉄バス奥志賀高原線・白根火山線(※湯田中発 上林温泉口下車)
急行バス志賀高原行き(※長野駅発 上林温泉口下車)
駐車場:入山口の駐車場(有料/無料場所による)をご利用ください。
冬は2kmほど雪道を歩きますが、地獄谷温泉に向かう観光客が多数おり、安心して歩けます。
※滑るので、すべらない靴は必要です
料金:大人料金(税込)¥600 子供料金(税込)¥300
温泉:内風呂(男女別)、貸切内風呂(宿泊者無料(2ヶ所))
露天風呂(女性専用露天風呂と混浴露天風呂)
湯衣・水着・バスタオル着用できます。
泉質 弱アルカリ性石膏苦味泉
効能 神経痛、リウマチ性疾患、胃腸病、痔など
公式HP http://www.jigokudanionsen.com/
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あいちゃん最高です
猿達や観光客に見られながらの撮影大変でしたね。
それだけ自然の中にあるということでしょうね。
お猿さんも元気だなぁ
自然豊かな場所で、癒されそうですね????
行ってみたくなりました。
今回は柔らかい味でしたので、次は辛い味を期待しています。
猿との混浴残念でしたね。
次回挑戦してください。
う〜ん、今回はよしとしますか
前回見に来た時から沢山更新されてて嬉しい!
野生動物のいる温泉て秘境感がありますね
(人気観光スポットなので秘境と言って良いか分からんですが笑)
凄い自然豊かなんでしょうねー
ちょっと猿怖いけど行ってみたいです!
サルがあそこまで近いとはwちょっと面白かったです。
また派手なタオルですね。
猿も人慣れしてるのか大人しそうですね。
有料の写真にはヌードがあまり表示されないことを正しく理解していますか? やっと愛ちゃんをもっと見たいと思っていたのですが、笑顔が綺麗で可愛いです!
猿と混浴とはドラマチックですね!
できたら、タオル無しの取材だと嬉しいですね!
猿と入るの勇気いりますね笑
お猿さんとの混浴は楽しそうですね。
でも、観光客から丸見えでは、いつものような動画は撮影できませんよね。
猿との混浴は勇気がありますね
次回からも体当たりを楽しみにしています
おさるさんとの、混浴いいですね。
一緒に入りたいですね。
猿と混浴はビックリです。でも楽しそうですね!