アフリカ最後の裸族、ポナメ族。
大物ファッションモデルや有名女優を数多く輩出していることで存在自体はよく知られていたが、その実態は全くと言っていいほど不明だった。
先進国とは一切の連絡を絶っているので、今まで誰も取材できた者がいないのである。
DODOTVはあえてそこに切り込むことで視聴率を稼ごうとした。
未開の民族の本当の姿が公開されるとなれば、世界中が注目すること間違いない。
「三波、引き続きで悪いが、受けてくれるか。これは世界にDODOTVの存在を知らしめる大変重要な取材だ」
ディレクターの龍馬は、アナウンサーの濱崎三波に聞いた。
「はい、大丈夫です!」
先日テルマエ学園の生徒たちとヌーディストビーチを体験し、酷い目にはあったが、あれで度胸のついた三波は、威勢良く答えた。
その足で五郎と三波を含むDODOTV取材班は成田空港に向かい、アフリカへと飛び立った。ケニアのナイロビ空港から車で南下すること丸三日。
道中、三波はお尻を虫に刺されるは、お風呂には入れないので汗だらけになりきつい臭いがするようになるは、さんざんだったが、とうとうジャングルの奥地の居住区に辿り付いた。
「ここが、あの伝説の裸族の住む集落か」
まずは現地ガイドを通して、年老いて鼻輪を付けた族長に接触を試みる三波たち。
しかし、族長は首を振るばかりだった。
「どうも埒が開かないなぁ」
困り果てた五郎。
ふと、族長を見ると、三波を頭から脚の先までジロジロと眺め回している。
「ちょと、ちょと」
少しカタコトな感じの通訳が何か言いたそうなので、聞いてみたところ。
「村の人と同じ姿になればオーケーとのことよ」
見回してみると、ポナメ族の女性は十代二十代が最も多く、しかも美人揃いだった。スレンダーで手足がとても長い。しかし、その衣装は日本人から見るととても恥ずかしいものだった。腰周りにカラフルな紐を垂らしてはいるが、乳房やお尻は丸出しにして、局部の部分も毛が無く性器が露出している。ほぼ全裸に近い格好で、首輪だけが巻いているだけだ。
「よし、仕方がない。その通りにしてくれ」
「ええっ、いっ、嫌ですよ!」
最初は拒んだ三波であったが、ヌーディストビーチ取材の件もあったので、番組のためだからと説得され、何となく同意させられてしまった。
●さて美人レポーターの三波は、果たしてどんな格好をさせられるのか!?しかも驚きの食生活の実態がここに???
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儀式は途切れることなく続き、結局三波は十人近い若者の童貞を奪った。
この三波の献身によって、部族の謎は解き明かされた。
村の中でも選ばれた美人が子供を産むことで、すぐれた美女に育ち、世界へ羽ばたっていく、システムとなっていたのだ。
「しかし、この動画、使えるんですかね」
担架で運ばれてくる三波を自動車から眺めながら、取材班の一人は五郎に聞いた。
「うーむ、まずモザイクは掛けないと……どちらにしても地上波は無理そうだな」
個人観賞用という手もあるかも知れない、と考える五郎であった。
終わり
東京テルマエ学園 本作品を読みたい方はこちらまで。本編も読めば、2度美味しいです(笑)
https://tokyo-terumae.com/
本編も気になります!
楽しそう!
裸族って!発想がすごすぎてついていけないw
面白い発想ですね!良い小説です
裸族の取材ですか?どうなるんですかねぇ❗️
楽しい内容ですね。また期待しています。
発想が素晴らしい笑
本編が気になります
面白い話ですね!
続きが気になります
面白そうですよね
早く本編が見たいです
裸族って不思議なイメージあるので、そこに焦点あてるなんて面白い発想ですね。
もはや温泉関係ない裸族でくるとは思わなかったw
裸族………発想がすばらしいです笑
なにげにつづきが気になります………
裸族!
自分家族室内裸族しますけど
いい解放感で最高ですよね!
裸族の取材とはびっくりですね!
裸族というのはYouTubeで見たことあるけど、やはりいいですね、自然の中で生きるのは。
あいかわらずシュールな作品ですねww
アニメ化希望ですww
続きが気になります笑
まさか裸族でくるとは…
温泉と違ってこちらの企画も実写で見てみたいですね!
面白い漫画ですね!
引き続き楽しみにしています!
面白い漫画ですね!!続編楽しみにしてます!!
ちゃんとした意味の裸族笑
続きも楽しみにしてます!